2009年9月 8日

医師の不足を懸念している自治体が22都県に上ることが

10月上旬にも見込まれる新型インフルエンザ流行のピーク時に、医師の不足を懸念している自治体が22都県に上ることが、毎日新聞の調査で分かった。集中治療室(ICU)も「足りる見込み」との回答が5県にとどまるなど、設備面でも万全ではない。大半の自治体が医療体制維持に向けた具体策を立てているが、医療機関側から要望の強い医師らへの休業補償を予定している都道府県はないなど、予算確保に苦慮する自治体の姿も浮かんだ。

 調査は8月下旬~9月上旬、都道府県の担当者に実施した。

 医療スタッフ確保については、長崎、大分など15都県が医師と看護師の両方が不足する懸念を示した。他に7県が医師、沖縄が看護師不足を懸念。青森、静岡など多くの自治体が「平時から医師が足りない」と指摘し、タミフルなど治療薬の不足が「起きる可能性がある」としたのは、8都県だった。

 入院患者用の一般病床について「足りる見込み」と回答したのは福岡など13県。ただし、ピーク時に必要な一般病床数は25府県、ICUの病床数は7県しか推計しておらず、対策の前提となるデータすらない自治体が多い。